お久しぶりですsappyです。
ホームページって作るのにすごくお金がかかりますよね。もちろん探せばピンキリ!安いところもあれば高いところも・・・私たち広告代理店としてもお客様が希望する予算内に収めたいのは山々なのですが、ページに機能を付けたり、そのデザインを作るデザイナーやコーダーの人件費、営業費用を加味すると、なかなか・・・
ということで、今回はどうにかしてHPを安く作れないものかと色々と調べてみました!
色々調べていると、自分で作ったりテンプレートを使うことで安くはできるみたいですが、作るなら「ちゃんとしたものを」ということで、国や自治体からでる補助金・助成金を調べてみました。
【1】小規模事業持続化補助金
小規模事業持続化補助金とは
持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開拓等の取り組みや、業務効率化(生産性向上)の取り組みを支援するための補助金で、上限額50万円(補助率:2/3)まで支給されます。
補助金の上限・下減額・補助率
補助金上限は50万円以下(一定要件を満たす場合、100万円、共同事業の場合、100万円~500万円)で、補助率は3分の2となっています。
補助金を受けるための条件
補助金の対象は次の5点を満たしている企業になります。
- 小規模事業者(常時使用する従業者が、製造業で20人以下、サービス業(一部除外)で5人以下)
- 「経営計画」に基づいて実施する、地道な販路開拓のための取組が必須
- 商工会あるいは商工会議所に相談、支援を受けながら、経営計画、補助事業計画書を策定し、事業者が申請
- 経営計画書、補助事業計画書をいずれも文章、図表などで記述
- 補助事業計画実施報告書および、補助対象経費に関する成果物、支払関連書類などを書面で提出
となっています。ちょこちょこ難しいことを書いていますが、20or5名以下の事業者で経営計画書と補助金事業計画書を商工会議所と相談しながら提出すれば、案外いけそうな内容です。
補助対象となるもの
調べてみると、この制度はHP作成はもちろんですが、意外に幅広く適用できるみたいです。
対象になるもの
・広告費
パンフレット、チラシ、カタログ、HP・機械装置等
ショーケース、商品製造機器、試作機器・展示会出展等
運搬費、通訳料、翻訳料・旅費
展示会出展のための現地調査、国内海外の交通機関実費
とまぁこんな感じです。調べるとまだまだ出てくるので、本当に幅広いです。ただ本当に小規模(20名以下or5名以下)でなければ使えないので、注意が必要です。ただこの制度はHPだけじゃないので・・・
「めちゃめちゃ使える!」
該当の事業主さんは検討してみてもいいのではないでしょうか。
【2】IT導入補助金
「IT導入補助金」という言葉は知っているでしょうか?2017年度より中小企業向けの補助金としてはじまった国の補助金制度です。
IT導入補助金とは
「IT導入補助金」は、正式名称を「サービス等生産性向上IT導入支援事業」と言い、中小企業・小規模事業者の生産性向上を目的として2017年度より開始された制度です。今年2019年では4月1日から公募公開され、新時代「令和」に突入してすぐの5月17日から一次公募が開始されています。
補助金の上限・下減額・補助率
2018年度は15~50万円でしたが、2019年度は40~450万円と大きく幅が広がりました。補助率が2分の1なのでの80万円から対象になるということです。
IT導入補助金には「A」型と「B」型がある
補助金申請には2つの類型があり、申請するITツールについて該当のものを選ばなければなりません。「A」と「B」とでは補助金の額が変わってくるため注意しなければなりません。
ちなみに
【A類型】は
下記の「ソフトウェア」の青枠内から最低1つ以上の業務プロセスが選択され、赤枠内から計2プロセス以上が含まれる必要があります。
【B類型】は
下記の「ソフトウェア」の青枠内から3つ以上の業務プロセスが選択され、赤枠内から計5つ以上のプロセスが含まれる必要があります。
転載:【IT導入補助金2019】https://www.it-hojo.jp/h30/doc/pdf/h30_handbook.pdf
【A・B類型】補助金の上限・下減額・補助率
転載:【IT導入補助金2019】https://www.it-hojo.jp/h30/doc/pdf/h30_handbook.pdf
こうやって見ると新規でHP(ホームページ・web)の作成で補助金申請は難しく感じますが、新たなシステムを導入したり、アプリに新しい機能を加えたりということには使えそうです。
IT導入補助金を受けるための条件
IT導入補助金の対象は次の5点を満たしている企業になります。
- 中小企業者・個人事業主(小規模事業者)
- ITツールを導入で生産性向上が実現する事業計画を用意する
- IT導入支援事業者が代理申請を行う
- 複数の機能をパッケージ化したITツールを導入する
- 補助事業開始から2021年3月まで、生産性向上にかかわる情報(売上・原価・従業員数・終業時間)を報告する
となっています。これだけみただけでも、私個人の意見ですが
「少しハードルが高い!」
おそらくホームページを作るというよりは、既存のホームページにシステムを導入するための制度と言ってもいいでしょう。
【3】HPを自分で作る
自分で作ると聞くとかなりハードルが高そうに聞こえますが、素人でも簡単に作れるツールが多くあります。少し紹介していきます。
Wix.com
イスラエル生まれのホームページ作成ツールです。世界的にも有名でユーザー数は1憶人を超えています。最近ではテレビCMなんかも出ています。
Jimdo
ドイツ生まれのホームページ作成ツールです。操作性も使いやすくWixによく似ています。テンプレートも豊富にあるので、Wix同様初めてホームページを作る人には便利かもしれません。
Strikingly
シングルページを作るときには便利なStrikinglyですが、テンプレートに加え、無料写真素材も使えるので、全く何もない状態から作るには便利なツールです。しかし、基本的にはシングルページ系なので、クリックして他のページに飛ぶようなものではなく、下に自動でスクロールされるという動きを想定して作ったほうがいです。
まとめ
どうでしたか?もちろん、自分で作ってしまえば簡単に作ることはできますが、サイト側の広告が自動で入ってしまったり、「もっとこうしたいな」なんて時には融通がきかなかったりします。
また助成金・補助金制度といった資金を集めるという手段もありますが、該当する業者しか使えなかったり、面倒な申請があったりします。難しいですね。
ホームページとなると、web上での会社の「顔」になります。しっかりしたものを作っておかないと後々後悔したり、修正しないといけない箇所がでてきて追加でお金がかかったりしてしまいます。安く!とまではいきませんが、ホームページ作成は
信頼できる会社に予算も含めて相談する!
これに限ります。
広告会社もいいものを作ろうとしますが、必要・不必要な機能がそれぞれあります。もちろん作る人の人件費や営業費などもあるので、その点を考慮したうえで予算に合わせた提案をしてくれるはずです。自社の状況に合わせて作っていきましょう。
執筆:sappy